作品の一部

レザークラフトの学び方 【上達の近道を考察してみました】

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作成作品
記事作成時の2021年7月現時点でレザークラフトを初めて1年8ヵ月が経過しました。

ネット通販で月13万円の売り上げ(2021年7月時点)を達成できたことと、自分で作品を設計し・作る力がついてきたこと、将来的な集客サイトにしたいなど様々な思惑でブログを立ち上げました。

今の駆け出しだから書けることなどもあるかなと思い備忘録を兼ねて、私が学んできたことなどを書きます!

ちなみに将来レザークラフトを本業にしたいと思っています!
同じような気持ちの方の参考に1つでもなれば幸いです。

正直に言うとレザークラフトを初めて2年間でまったく売れなかったら辞めようと思っていました。
レザークラフトを初めて1年が経過するぐらいから売り始めました。

今後は、本業にするために安定収入を稼ぐための取り組みや、販売・マーケットにも少しずつ力を入れて行きたいと考えています。

作品紹介

オーダー頂いた作品や試作はInstagramに掲載しております。
Instagramぜひぜひフォローお願いします。m(_ _)m

東京のミシン教室、手縫い教室に通っており、小物からカバンまで一通り設計・作ることができるように努めています♪

作品の一部

目標を明確にする

レザークラフトを学ぶ上で、どこを目指しているか、またターゲットを明確にすることはとても大事です!
学ぶ内容も大きく変わりますし、意識するだけで行動も変わってきます。

販売ターゲットは?

・男性
・女性
・年齢層は? 

収入面は?

・趣味でレザークラフトをしたい
・将来本業にしたい

自分で作れることを重視する?

・職人タイプ(自分で作れることを重視)
・プロデューサー、マーケッタータイプ(外注し自分で作れてなくても良い)

作品の方向性は?

・クリエータータイプ
 →お客様が求めるものを作って売る

・アーティストタイプ
 →自分が良いと思ったものを売る。自分が良いと思うものを最優先して作品を作る

私は30代以降の女性をターゲットにしており「高級ブランドを卒業して、本当に良いものをハイブランドよりお手頃な価格で購入したい方」を意識して作品を作っています。

ターゲットを考えて、使用する革はタンニン鞣しではなく、経年変化が少なく綺麗な状態を長く保つクロム鞣しやコンビ鞣し、さらにシボあり革を好んで使っています♪
綺麗目の作品を目指しているので、革の厚みが厚くなりすぎないように気を付けたり、デザインは曲線を取り入れたものにしています。

ターゲットによって革選びや作風も異なっていくので、早い段階でどの層に向けて作るかは決めた方が良いと思います。

上達の近道

上達の近道は以下の2つが大事です!

1.作品をプロの方に見て頂きアドバイスを頂く
2.レザークラフトに取り組んだ時間

以下、詳しく説明します!

1.作品をプロの方に見て頂きアドバイスを頂く

間違った努力をしないため方向性を修正することはとっても大切です。
その時のベストの作品を実際に見て頂き、改善点やアドバイスを頂くのがおすすめです。

私はレザークラフトに限らず、他のジャンルでも短期間で習得したい場合は上記を念頭に行動しています。

アドバイスを頂くために一番良い環境は、レザークラフト教室です。
私は手縫いと、ミシン教室の2つに通っています。
どちらの先生も10年選手で、たくさんの学びとアドバイスを頂いています♪
苦労話しなど将来レザークラフトを本業にしたいと思っている方は、刺激をうけること間違いなしです♪

基礎をしっかり学べるのはもちろんですが、実際に作品を見て頂き、
以下のような気づきを得ることができました。
・綺麗にみせるためのポイント
・強度を考えるた設計、作り
・メンテナンスを考えた作り
・より良いデザイン

上記は自分では気づかない、また気づいても何年も先になったであろうことを、早い段階で知ることが出来ました。

なお、アドバイスはSNS等でも可能かもしれませんが、レザークラフト教室などで先生に直に作品を見せアドバイスを頂くのが一番良いです。
写真では細かい部分が伝わらいにくいですし限界があります。

また何度もアドバイスを求めるのは無料だと引け目を感じるかもしれませんが、教室でお金を払っているので遠慮なくアドバイスを求めたり疑問をぶつけれます。

SNSで積極的に活動していないプロの方はたくさんいらっしゃいます。

100人に1人の存在になろう

少し横道にそれますが、私の大好きな考え方で
「藤原和博さん」の著書の内容で『どんな人でも「正しく努力」をすれば100万人に1人の存在になれる』というのがあります。
1万時間取り組めば、その業界で100人に1人の存在になれる
そういう特技を3つ持てば、1/100x1/100x1/100 = 100万人に1人の存在になれるというものです。

レザークラフトで100人に1人の存在になろうとした場合

1万時間必要と考えると以下です。
・1日1時間なら、約27年4ヵ月
、1日3時間なら、約9年
・1日5時間なら、約5年半

私は本業の1つにすると決めてからは最低でも1日5時間は時間をあてるようにしています。

私は元システムエンジニアで、システム開発やプログラム、電子工作が得意な技術としてあります♪
上記の考えで言えば、レザークラフトと電子工作を組み合わせた作品はレアな存在で面白そうと思っています。

特にマイコン(電子工作で使う小さいコンピュータ)にプログラムを組んで、レザークラフトと組み合わせると、かなりレアな存在になれると思っています。
ただしアーティスト寄りの考えになると思うので、今は積極的には取り組むつもりはないですが、近々余力があるときに取り組んでみようと考えています。

レザークラフト教室はおすすめ

ベルト
↑手縫い教室で初めて作った作品のベルト。裏も革張り。縫うのに1ヵ月近くかかりました

「時間をお金で買う」という意味でもおすすめです。
書籍で学ぶでも最初は良いと思うのですが、本はたくさん売るために初心者向けの内容が多くなりがちです。

書籍の中にも中・上級者向けの本ありますが、本でさらりと出てくる漉き機やミシンを1つとっても、どこで買うのが良い?買う場合の注意点は?など、本だけでは限界があります。

通う生徒さんとの交流で、モチベーションも上がります!
皆さんレザークラフトに取り組まれている動機などバラバラで、作る作品も個性が出るので参考になります。

使っている道具、革、職人さん御用達のお店など教えてもらえます。

また全力で作った作品を見てもらいアドバイスを頂けるのは何よりも貴重です。

教室選びの注意点

・先生とウマが合うか

・作りたいものを作れるか
 →決められた作品だけでなく、自由に作りたいものを作れるか

・作る作品は誰がターゲットか

教室選びは書き出すと長くなるので、また別の機会に詳しく書こうと思います!
レザークラフト教室は、体験教室をやっていることが多いため、参加して雰囲気や先生の人柄を見てから入会するか決めましょう!

可能であれば、普段の教室と同じ時間帯に体験を受け、生徒さんと先生の雰囲気なども見ることをおすすめします。

通うなら早い時期がおすすめ

もう少し上達してから通おうと思いがちですが、早い時期に通うのがおすすめです。

基礎から教えていただけますし、使っている道具も違うことあります。
教室に通うと、教室で使っているものと同じ道具が欲しくなります。
革包丁や糸なども買いなおしになり、出費がかさみます(悲)

売るための努力はコツコツと

レザークラフトを将来本業にしたい、副業としてやっていきたいと考えているなら、
早い段階から「売るための努力」をした方が良いです。
「売るための努力」は、「作る技術」と同じぐらい大事です。

レザークラフトを本業・副業にしたいのに、まったく売れずに1・2年続くと誰でも心が折れると思います。
「売るための努力」ですぐに始められるのは作ったものをFacebookやInstagram、TwitterなどのSNSにアップすることです。

作品を売るレベルでないと思っていても、作ったものをSNSに乗せるだけならすぐにでも出来ます。

集客用のメディアは複数持つのが良いので、コツコツ続けていきましょう!

20代なら製造会社に就職する選択肢も

上達はこれが最強かもしれません。
ただ、教室の生徒さんから聞いた話ではいくつか注意点がありました。
※私が直接製造会社の方から聞いた話ではいので、参考程度にお読みくださいませ。

・年齢が上だと難しい

 →技術の習得には長い時間がかかるので、若い人を優先して採用したいところがほとんどとか・・・。

ミシン教室の40代の生徒さんで、革製品が作れる会社に片っ端から面談にいったところ年齢が理由で全てNGだったという話を聞きました。

作らせてもらえない

 製造メーカーに高卒で就職した方の話です。
 革や芯材にノリ付けの単調作業の毎日で、設計や仕立てをさせてもらえない。
 そのため少しでも技術を付けて、作成に移動したいと考えて教室に通われた生徒さんがいました。
 結局のところ、後から入ってきた大卒の人はすぐに製造を教えられたのを見て心が折れて教室も辞められました。

職人の世界に学歴は関係ないだろうと思うのですが、色々と謎な感じでした。

レザークラフトの始めたきっかけ、教室に通った時期など

初めての作品

↑単発の教室、レザークラフト初体験で作ったもの

私の現在に至るまでの過程を簡単に時系列にしてみました。
長いので興味のある方だけお読みくださいませ。(汗)

・キャンプ好きで、レザークラフトを始める
キャンプ場でレザークラフトをされている方の投稿をTwitterでみて、カッコいいなと興味をもったのが最初のきっかけです。
(誰だったんだろう・・・。記憶が・・・。)
キャンプ道具のメスティンのカバーを自分で作ってみたいと思いレザークラフトについて調べ始める。

・2019年10月、レザークラフトの単発(1回で完結)の初心者向け教室を探す。
 ストアカというサイトで、近くのレザークラフトの単発を見つけ参加

・初心者向け教室で必要な道具を聞いて、Amazonで一式購入
 →1万円ぐらい

・型紙付のレザークラフトの本を買って、何個か作ってみる

※初心者向けの教室に3回ぐらい行きました。
  もう少しステップアップしたくて中級者向けの教室を探す

・2ヵ月経過
 手縫い教室に通い始める(月1回ぐらい)

1年経過したぐらいで、作った作品を売り始める

インフルエンサーの方にご紹介頂き、売り始めてすぐに月10万円の売り上げが立つ
※本業との兼ね合いが難しかったです。何度も徹夜して作りました・・・。

モノづくりが好きなのもあり、このあたりで将来、本業の1つして真剣に考え始めました。

・1年2ヵ月経過、ミシン教室に通いだす
 手縫いでの作成は時間がかかり数をこなせない&限界を感じミシンに興味を持ち出す
 あとカバンを作りたかったので手縫いだと大変というのもありました
 ↓
今現在は、カバンの一通りの設計と技術を学びたくて、週1回(1回3時間)の頻度で通っています。
 2021年7月現在、カバンを見ると構造が分かるようになってきました♪

2021年9月からは月1~2回の頻度に変更しました。
ベースとなる技術は身に付いたので、作品の設計や改良点などをアドバイス頂くために通っています。

まとめ

振り返ってみるとお金で時間をかっているようなスタイルと思いました・・・。汗
作品を売るだけでは月によって変動がありますし不安定だと思うので、将来はレザークラフト教室をやることも視野に入れて考えています。

あとは、他の作家さんとは違う個性・作風を確立する必要があると感じています。

本業にしようと思うと今の売り上げでは全然やっていけないですし、色々なことを試しながら少しずつ前進していこうと考えています。

コロナが落ち着いたら、クラフトイベントも出てみたいです。
それに向けて、呼び込み用の安価な作品や、高価格帯の作品を増やしていきたいです。

今はコロナで飲みとか行きにくいですが、ワクチン打ち終わってコロナが落ち着いてきたらレザークラフト仲間と飲みにいったりしたいです♪
切磋琢磨しあえる仲間、大歓迎です♪

私はこの方法で大きく上達したなどありましたらぜひコメント等でご教示頂けると嬉しいです♪

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