東京vs地方
東京VS地方

レザークラフト関連のお店が日本一充実している浅草
浅草には、革屋、金具屋、糸の専門店はもちろん、バッグや靴(くつ)、ベルトなど特定の分野に特化したお店が多数あります。

また日暮里は、繊維街として有名で生地・帆布のお店が所狭しと多数あります。
浅草と日暮里は4kmぐらいの距離で自転車なら20分の距離です。

ネット通販で買い物をするのが当たり前の今、地方でレザークラフトをするのが不利か考えてみました。
1年ぐらい前から拠点を広島に移すのをぼんやり考えいて浅草と広島の違いを調べて考えていたので、移住前ですが思っていることを記事にしました。

勉強する環境

東京が圧倒的に有利。
良い教室や仲間に恵まれた場合は地方でも問題なし!

レザークラフトの教室は東京には数多くありますが、地方(広島)は数えるぐらいしかありません。
東京では教室は選び放題で自分にあった教室に通えますが、地方(広島)では選択肢が限られます。

教室の数の比較

体感的には東京では教室が100とすると地方(広島)では3つぐらいでした。
(手縫い、靴、バッグ、ミシン教室など全ジャンルを合わせた教室の数の体感値。正確な数値ではないので参考程度にお考えください)

Youtubeである程度学べるとは言え、教室に通うのとでは上達のスピードが異なります。
レザークラフトを本業・副業にしようと思っている方は、教室が多い東京が圧倒的に有利と感じました。

また「東京レザーフェア」などの展示会も東京での開催です。
ただし展示会などは、開催期間中に東京にくれば良いので、展示会については地方だから不利とは感じませんでした。

革屋や金具を仕入れる環境

同じ革・金具で作るなら大差なし。
アーティストタイプで個性的な作品作りなら東京が圧倒的に有利

使う革、金具が決まっているのであればネット通販で購入すればよいので地方だから不利とは思わないです。
私は浅草に電車で30分・自転車で40分ぐらいの距離ですが、買うものが決まっている場合は買いに行くにも時間と移動費がかかるのでネット通販で買うことがあります。

ネット通販のページがない浅草のお店でも、メール等で購入可能なところは多いです。

販売重視であれば、決まった革を使った方が革の特徴や癖も分かり、品質も向上します。

作風がアーティストよりで、1点ものの革や珍しい革、特殊な金具などを扱うなら東京が圧倒的に有利です。

新しい革の開拓は浅草が良い

新しい革の開拓は、実際に手にとって色や硬さ、手触りなどを確認した方が絶対良いです。
色はネット通販の画像と実物の印象とはで大きく違うことが多々あります。
サンプル帳を買ったとしても半裁で見るのはまた印象が異なるので、新しい革の開拓は実物を見るのが一番です。

また店員さんに革の特徴やおすすめ・売れている革を気軽に聞けるのも店舗ならではです。

私は地方に移住した場合でも、東京には年に1・2度来て、革屋さんを周ろうと考えています。

ミシンや革漉き機の購入環境

中古の腕ミシンを購入したいなら東京や大阪が有利です。
新品を購入するのであれば地方でも変わらないです。

故障やメンテナンスを含め、出来るだけ住んでいる県で購入したいところです。

地方にもミシン屋さんは数多くありますが、多くは洋裁・ソーイングがメインです。

革の厚物用のミシンはセッティング等異なるので、厚物用を専門にしているミシン屋さんで買うのが良いです。

厚物のミシン屋さんか見分けるには

ミシン屋さんで厚物のノウハウがあるか分からない場合は、ミシン屋さんで革漉き機の取り扱いがあるかを目安にすればよいです。

革用ミシンに力を入れているミシン屋はニッピの漉き機も取り扱っています。

<確認順序>
1.ミシン屋さんのホームページを見て取り扱っているミシンを見て判断
 →昔ながらのミシン屋はホームページがない場合あり

2.電話で革用ミシンの取り扱いがあるか(中古もあるか聞く)

3.漉き機の取り扱いがあるかも聞く

広島で工業ミシンを取り扱っているミシン屋はいくつもありますが、革漉き機を扱っているミシン屋は限られていました。
ホームページがある場合でも、取り扱いミシンの詳細を書いていないことが多かったです。

高い買い物ですので、 購入後のサポートもしっかりしてもらえそうかも必ず電話して確認するようにしましょう。
買う前はお店に行きミシンを見してもらう等して、説明を聞くのがベストです。

もしミシン教室に通われるのであれば、教室の先生にミシン屋さんを紹介してもらいましょう。

作品の販売環境

ネット通販メインなら地方も関係なし

クラフトイベントでの販売は、都心より地方の方が購買意欲が高い人が多いらしい。
※通っているミシン教室の先生がクラフトイベントでの販売に力をいれられていた時期があって、都心の方は目が肥えていて購入までのハードルが高く、地方の方が売れやすかったとお聞きしました。

デパートや店舗では都心の方が集客力があり有利ですが、工房・住居のコストを考えると都心の方がかかりますよね。
小さく初めて長く続けるには固定費が低く抑えられる地方の方が有利ではと思いました。

まとめ

東京に住んでいて感じるのは、 レザークラフトを学ぶには東京は最高の場所ということです。

通える教室も選び放題ですし、展示会や革関係のお店も数えきれないぐらいあります。
もし東京や通える近県に住まれている方は、この恵まれた環境でぜひ学んでくださいませ。

レザークラフトのノウハウは一生ものです。
自分で使う財布やバッグ・アクセサリを作ったりはもちろん、販売することも可能です。
趣味として初めて、そのうち手を伸ばして副業・本業にステップアップしやすいです。

私は地方に拠点を移したら、レザークラフトのミシン・手縫い教室を開く予定です。
東京の教室で得た知識や開拓したお店などは、地方移住してもそのまま生きてくると思います。

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