広島に拠点を移して1週間。
ついに工業ミシン、革漉き機が福山通運さんで運ばれてきました。
組み立ては、東京のミシン屋さんで買った場合などの参考になるかなと思い組み立てのコツや様子を紹介します。
引っ越しにかかった費用は「工業ミシン、革漉き機の引っ越し費用・運送代はいくら?東京→広島」をご覧ください。
事前に聞いていた、配達会社の都合による個人宅への配達は不可(法人または個人でも屋号が分かる表札が出ていればOK)は、関係ないのではと思うぐらい表札等まったく確認されずスルーでした。
運送会社も商売なので、よっぽどのことが無ければ断らないんだろうなと思ったりです。
余談ですが、楽天などでも稀に有孔ボードを法人限定で格安で販売みたいなのありますが、工房として自宅を使われている場合は、適当に工房名書けば購入でき、届いたりです。
工業ミシン、革漉き機が到着
玄関前に置かれた、ミシン達・・・。
机と本体でそれぞれ分離して箱詰めされています。
・腕ミシン
・平ミシン
・革漉き機
の3つ。机と本体で分離されて梱包。計6個の大型荷物です。
そして、 重さはなんと6個で180キロ( ゚Д゚)
これ、家の中に運べるのか・・・。
1人では無理でした。
父親に手伝ってもらい、汗だくになりながら室内へ運びました・・・。
工業ミシン組み立て編
腕ミシンと平ミシン、組み立て方法は同じなので腕ミシンで説明します。
梱包されていた箱は、故障やメンテナンスの時に梱包して送るのに使うので取っておくのが良いです。
↓腕ミシンの机。
机にはサーボモーターが固定されており、モーターのベルトが見えている状態です。
この ベルトをミシン本体に付けて、ミシンの動力源にします。
本体を置く場所には、4つのネジ穴があります。
↓続いて腕ミシンの筐体!
上の写真に書いたように「プーリー」を持って運ぶのはNGです。
破損しやすい箇所。
ミシン屋さんに引っ越し前に聞いて覚えていた唯一の記憶・・・汗
↓本体を机にネジ止め。
腕ミシン、ネジ止めする前でも重心が右側にあり、腕部分の方向へ倒れることはありませんでした。
机とミシン本体は4本のネジを止めて固定。
長めのマイナスドライバーがあるとネジ締めやすいです。
↓ミシン本体にベルトを取り付ける
ミシン本体を斜め奥に倒してベルトを取り付けます。
ミシン本体のオイルの受け皿の部分がネジで外せるので、外して斜めにすればOKです。
一人でベルトを通せます。ただしミシンは重いので、力は必要・・・。
女性の方だと、机の上にミシン本体を乗せる方が重くて大変かもです。
↓サーボモーターの制御機器
次は、ミシン本体から出ているケーブルを、机に取り付けられている制御機器につなぎます。
サーボモーターの制御ケーブルです。
コネクタは独特の形になっており、間違って別の場所には刺さらないので、特に迷うことはないと思います。
私のサーボモーターは台湾のホーシング社のものです。
別の会社の場合は、コネクタや制御機器の大きさ等異なると思います。
ここから先は、ミシン屋さんによっては最初から取り付けされているかもしれない内容です。
↓下糸を巻くやつ。名称が分からない・・・涙
ボビンを取り付けて下糸を巻くやつです。
取り付け位置はマジックで書いて頂いていたので、その位置に置いてネジで閉めて終わり。
ミシン屋によっては取り付けて発送されるかもです。
↓押さえ上げのチェーンにS字フックを取り付ける
これはミシン屋さんによってセッティング異なる部分です。
足の膝で押す「押さえ上げ」、チェーンにS字フックを取り付けて連動させています。
膝で「押さえ上げ」を押すとチェーンが引っ張られて、ミシン本体の押さえが上に上ががります。
平ミシンはチェーンタイプではなく鉄の棒タイプだったので、最初からミシン屋で固定してありこの作業は不要でした。
↓S字フック
S字フックを引っかける位置は、ミシン屋さんから写真が添付されていたので、その位置に取り付け。
以上で組み立て完了です!!
電源を入れて試し縫いしてみると・・・。
1発合格!!!!ぱふぱふヾ(*´∀`*)ノ
腕ミシン、組み立て後の感想
ベルトの取り付けが不安でしたが、特に難しいこともなく終了しました。
分からなかったら電話で聞きながら出来るレベルと感じました。
故障やメンテナンスの時に、分離してミシン本体だけ送る等するので、自分で組み立てるのも良い勉強になります。
工業ミシンは一生ものと言われており、壊れても部品だけ交換すればよいです。
組み立ては、工業ミシン初めてという方は戸惑うかもしれません。
ミシン屋さんが組み立てマニュアルを図付きでしっかり作ってくれれば問題なくできると思いますが、ミシンやモーター、机の組み合わせは多岐にわたるので、マニュアルは都度作ることになり大変かと・・・。
地方だと、革の知識のあるミシン屋さん探すの大変です。
東京や大阪のミシン屋さんも視野に入れれば、選択肢は大幅に広がります。
理想は何かあった時にすぐに来て見てもらえる地元のミシン屋さんで買うことですが、革の知識のあるミシン屋さんがいない時は、東京のミシン屋さんも選択肢に入れると良いと思いました。
別途記事にしようと思いますが、ミシンの機種・ミシン屋選びはめちゃくちゃ大事で、価格重視で選ぶと後でめちゃくちゃ後悔します!
革の知識があるミシン屋さん選びはマストです!
うまく縫えない時にミシンが悪いのか、自分のセッティングが悪いのか判断が付かないのは時間と革の無駄になります・・・。
高い買い物なので、安易に価格だけで飛びつくのではなく入念に調べて購入されることをおすすめします。
話がそれている・・・汗
工業ミシンの引っ越し、組み立て。
予想していたよりは簡単に終わり、今も問題なく快調に動いています。
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