「工業用ミシンを買いたいけど何を買えばいい?」
「お店はどうやって探せばいい?」
私自身、ミシン購入前にネットで調べましたが革用の工業ミシンの情報はあまりなく、また調べたけどよく分かりませんでした。
情報を整理し購入を考えている方の参考になればと思い書きました!
結論を書くと、一番のおすすめのミシンは「JUKI DSU-144N」の腕ミシンです。
なお、私はDSU-144Nと兄弟分の「DSU-142」と三菱(現在JUKIブランド)の「LY2-3300」を所有しています。
目次
ミシンの種類と概要
ミシンは大きく以下に分かれます。
左から順におすすめのです。
工業用ミシン > 職業用ミシン > 家庭用ミシン
詳しい違いは割愛しますが、革などの厚物を縫うには家庭用ミシンではパワー不足で厳しいです。
革、いわゆる厚物を縫うのであれば最低でも革が縫える職業用ミシン、おすすめは工業用の腕ミシンです。
職業用ミシンでも革は縫えますが、送りが「下送り」のため革を何枚も重ねて縫う場合など上手く縫えない状況もあると思います。
また、腕タイプのミシンがなかったり、耐久性、オプション部品が工業用ミシンに劣るため、一生ものという意味では工業用ミシンがおすすめです。
一番のおすすめの工業用ミシンは上にも書いた「JUKI DSU-144N」の腕ミシンです。
職業用ミシンはこんな方におすすめ
↑JUKI SL700EX
工業用ミシンは場所を取ります。
机1つ分のスペースがいるため、リビングのテーブルの上で必要な時だけ出して使いたいという方は職業用ミシンが選択肢になります。
設置場所が家族の同意を得られない等で職業用ミシンを選ぶ方もいらっしゃいます。
金額も倍以上違いますし以下の方は職業用ミシンもありだと思います。
・コンパクトな革用ミシンが欲しい方
・レザークラフトを趣味として自分で使うものを作りたい方
見た目は家庭用ミシンとそんなに変わりないです。
職業用ミシンでおすすめは「JUKI SL-700EX 」です。
洋裁から革まで縫える職業ミシンで、職業用ミシンの首位を奪還したJUKIのフラッグシップモデルです。
価格は新品で20万円前半と、工業用ミシンの腕ミシンに比べて半額以下で済みます。
工業用と同じ針が使えますし厚物の革を縫うパワーもあります。
brotherなどの革用の職業用ミシンは、洋裁は縫えないと聞きました。
ただし洋裁と革では糸調子などセッティングが異なります。
SL-700EXを購入された場合でも革用のセッティングする知識は必要です。
イベントのミシンメーカーのブースでは、工業用ミシンではなく、職業用ミシンのデモンストレーションを行っていることが多いです。
メーカーが革のミシンとして一般家庭に普及させたいのは職業用ミシンで、プロ向けは工業用ミシンという位置づけと感じます。
まずは入門用として職業用ミシン、ステップアップ・本業にするなら工業用ミシンという感じです。
ちなみにJUKI以外では、ジャノメの「HS-75DB」もおすすめです。
工業ミシンと同じ針板、押えなどが使えますしJUKIより価格も安いです。
厚物のノウハウがあるミシン屋なら、革用にセッティングしてくれます。
(JUKIは、値段が高いので有名)
ミシンのセッティングなどで聞ける環境があるなら、新品や新古をネットで購入するのもありかなと思います。
ただし、SL-700EXに限らず職業ミシンは下送りのため工業ミシンの上下送りや総合送り比べると送りが弱いです。
革を3枚、4枚と重ねた時に送りが弱く綺麗に縫えない可能性があるので、置くスペースがあるながら工業ミシンにすることをおすすめします。
2022/6/25追記
厚物が縫える職業用ミシンとしてSL-100が発売されました。
厚物に特化しており、革や帆布などが縫えます。
SL-700EXとの違いは、SL-700EXがフラッグシップ(最高位モデル)で、厚物から洋裁まで縫えるのに対し、SL-100は下位モデルの位置付けで厚物用に特化した職業用ミシンです。
SL-100の価格は155,000円(税別)です。
詳しくはミシン屋さんで、どちらが良いか等お聞きくださいませ。
腕ミシンと平ミシンについて
腕ミシンは、写真のように縫う場所が腕のようになっており、平ミシンでは縫えない構造のバッグ・小物を縫うことが出来ます。
最初の1台に購入するなら腕ミシンが良いです。
なお、平ミシンの方が価格が安く、バッグ等でも8割ぐらいの工程は平ミシンで作れるので、教室や工房を構えるなら、腕ミシンの次は平ミシン買うのが経済的で良いと思います。
あと、平ミシンの方がラッパー(特定のものを綺麗に縫うための専用部品)を作るときに、安く作れたりします。
※どのタイプのラッパーを作るかにもよります
腕ミシンでは、オプションの補助ベッドを買うことで、平ミシンのように使うことができます。
↑オプションの補助ベッドを装着したところ
そのため1台で小物からバッグまで万能な腕ミシンを買うのがおすすめです。
ただし、補助ベッドは構造にもよりますが隅に力を思いっきりかけると外れるので、完全に平ミシンのようになるかというとそうではありません。
あくまでも補助的に平ミシンのように使えるという感じです。
2022/9/30追記
補助ベッドを改造することで、隅に思いっきり力を加えても外れたりぐらついたりしないようにできました。
補助ベッドは、バッグを作るときによく使います。
大き目の革や生地を縫うときに、腕ミシン状態だと置いたり・支える部分がほぼないので縫いにくいです。
補助ベッドを付けて平ミシンの状態だと、平らな部分に革や生地を載せて縫いやすいです。
作るバッグにもよりますがバッグの8割の工程は平ミシンで縫えます。
関東と関西で異なる文化
工業用ミシンの送りは、「総合送り」「上下送り」に分かれます。
革を縫うときに、革を少しずつ奥に送りながら縫っていくのですが、その時の送りの方式の違いで総合送りと上下送りに分かれます。
関東では「上下送り」、関西は「総合送り」が主流です。
なぜそうなのかは文化的な違いがあるといわれています・・・。
総合送りは、革に刺したハリも一緒に送るような動きをします。
針・中押さえが上下だけでなく、手前から奥(前後)に動きます。
それに対して上下送りは、針は垂直に動くだけで、外押さえと下押えで革を挟むようにして奥に送ります。
何が言いたいかというと中古の工業ミシンを探すときに影響します。
関西では上下送りのミシンは入手しずらく、関東では総合送りのミシンは入手しにくいということになります。
2022/9/2追記
革用の腕ミシンの中古は、東京や大阪のミシン屋以外は買うのが難しいかもしれません。
腕ミシンは、入ってもすぐ売れる状態で需要が高い割に中古で入ることが少ないです。
1台目の工業用ミシンとして腕ミシンを買う方がほとんどで、また工業用ミシンは一生もののため廃業などがない限り中古品として出回らないようです。
東京のミシン屋さんでも機種を指定買いしようとすると、タイミングよってはかなり待ちます。
私は広島の工業ミシンの取り扱い店舗で中古を扱っているか何店舗も電話したところ、中古の腕ミシンは取り扱ってない、または入手が難しいと言われました。
平ミシンは東京、広島共に中古の入手が可能でした。
何が言いたいかというと、新品であれば上下送り、総合送りとも購入できるので、住んでいる場所にとらわれず好みの方を選べばいいです。
総合送りと、上下送りどちらが良いかというと慣れればどちらも問題なく好みの問題になります。
私は総合送りを使ったことがないのでミシン屋さんから聞いたお話では、総合送りは革の裏側にミシン跡が付きにくいみたいです。
送る力も総合送りの方が強力です。
その反面、ゆっくり縫うと糸調子が狂うので上下送りより扱いが難しいとの話も聞きます。
上下送りのメリットしてはバインダー(拡張で作る治具)が作りやすいというメリットがあり、バッグなども作る方は上下送りおすすめです。
また、外抑えを少し下に設置して、持ち手の根革を縫いやすいなど、上下送りにしか出来ないこともあります。
お勧めで紹介した「JUKI DSU-144N」は、上下送りです。
ミシン教室に通う場合は、教室がどちらのタイプを使っているか確認し、同じ方式・機種を買うのが良いと思います。
平ミシンは三菱が圧倒的なシェア
腕ミシンはJUKIが有名ですが、平ミシンは三菱が有名です。
革用なら「三菱 LY2-3300」がおすすめ。
上下送りミシンとなります。
JUKIのDSU-144NやDSU-142と同じ外押さえ・中押さえが使え、針もDP17で同じものが使えます。
値段も中古だと20万円前半と腕ミシンの中古と比べると約半額で済みます。
資本はJUKI:三菱=8:2 で三菱ブランドはJUKIブランドになります。
LY2-3300はロゴだけ変わりJUKIブランドとして販売されます。
販売店、購入の仕方
ヤフオクで買うのはやめよう
自分でメンテナンス出来る方ならよいかもしれませんが、ヤフオクで安いと思って飛びつくと後悔します。
メンテナンスや修理は購入店以外では断るミシン屋が多いと聞きます。
購入したのは良いが上手く縫えない場合、ミシンに不具合があるのか、糸調子やほかの調整に問題あるのかは、工業ミシンが初めてだと判断がつかないです・・・。
また、購入後に押さえやラッパー(特定のものを綺麗に縫うための専用部品)が欲しくなる時があります。
その際に、相談できるのがミシン教室やミシン屋さんになります。
ミシン屋さんと言っても、革のことが分かっていなければ相談出来ないので、やはり革用(厚物)のミシンを専門で取り扱っているミシン屋さんで買うのがベストです。
洋裁のミシンならまだ良いのかもしれませんが、厚物(革)は洋裁とはノウハウが別なので、厚物を扱っているミシン屋で買う方が間違いないです。
いざ使ってみると何か変で、後々分かったのが靴用のミシンで釜の位置が左右逆だったそうです・・・。
おおよその販売価格
工業用ミシンは、ミシン本体の他にテーブル、サーボモーターが必要です。
組み合わせにより値段が変わるのでピッタリの値段をお伝えすることが難しいです。
<中古> 30万円~60万円
<新品> 50万円~70万円
私が持っているDSU-142やその他のYAKUMOなどの年式の古いミシンは中古で5~10万円ぐらい安く買えると思います!
予算が許すなら新品で!少しでも安くしたいなら中古になります。
私は新古(イベントで1週間使われた新品に近い状態)のDSU-142を
補助ベッドのオプションを付けて44万6千円で購入しました。
サーボモーターをどのメーカーにするかによって価格が大きく異なります。
性能は、三菱のサーボモーターが一番良いといわれていますが値段も高いです。
私のミシンは台湾のホーシン社の新品サーボモーターです。
三菱のサーボモーターに変更するとプラス10万円と言われました。
高いですよね(><)
工業ミシンの場合は、サーボモーターが主流です。
クラッチモーターは、アナログ的な構造で、車のミッション車をイメージすると分かりやすいです。
足踏みの踏み込み量でクラッチをつなぐ量を調整しモーターの力をミシンに伝えます。
1針だけ進める場合など足踏みでしようとすると大変かと・・・。
サーボモーターは電子制御で、最大スピードを設定できます。
また、1針だけ進めたり、針を上げたりを足踏みのつま先とかかとを踏むことで簡単に出来ます。
もし中古のミシンで、クラッチモーターだった場合はサーボモーターに変えることをおすすめします。
ミシンに慣れるまでは、ミシンの最大速度をゆっくりに設定し、慎重に針を進める方が失敗しにくいです。
JUKIから直接は買えない
JUKIなどのメーカーは卸しかしておらず、小売り(一般の人向けの販売)はしていないので、ミシン屋さんで購入することになります。
メンテナンスを考えて、住まれている県のミシン屋で買うのがベストです。
ミシン屋といっても、厚物の革のミシンを扱っているミシン屋です。
一番良いのは手縫い教室やミシン教室で、ミシン屋さんを紹介してもらうことです。
手縫い教室でも革漉き機はあると思うので、革漉き機はミシン屋さんから買うことが多く、ミシンも扱っています。
私は手縫い教室で中古の革漉き機を販売しているミシン屋を紹介して頂きました。
ミシンは漉き機を買ったミシン屋さんで購入しました。
教室にも通っていなくて、知り合いもいないというときは、JUKIのサイトに載っている販売店に地域ごとの連絡先が載っているので問い合わせしてみるといいと思います。
私が購入したミシン屋
私は東京の足立区に住んでおり、千住にある幸田ミシン商会で、漉き機とミシンを買いました。
千住はミシン屋が多数集まっている地域で、東京や関東の方は千住のミシン屋さんで購入されている方が多いです。
ちなみに幸田ミシン商会は、他のミシン屋さんより少しお値段高めですがサポートはその分しっかりしてくれます。
社長は革用のミシンも漉き機も熟知されており、何でも聞いたことに対し的確に答えていただけました。
通っているミシン教室の先生は、私が購入したのをきっかけに幸田ミシンさんに顔を出され長年悩んできて他のミシン屋さんでは解決しなかったことを幸田ミシンさんの社長さんに話したら一発で解決されたとのことで絶賛されていました。
そしてすぐに幸田ミシンさんからDSU-144Nの新品を買われていました。
いつか広島に戻るかもという話をした時も、送ってくれればメンテしますし、ミシンを送る業者も言ってくれれば手配する等おしゃって頂き、購入後のメンテナンスしっかりしていると感じます。
なお、漉き機なら足立区にある環七ミシンさんも技術が高く有名です。
革漉き機の「NOPRO」というオリジナルブランドも出されています。
広島のミシン屋の情報すごく興味あります。
広島のミシン屋さんで購入された方等いましたら、ミシン屋さんのことお教えいただけますと嬉しいです。
広島ではオーチョーミシンさんが平ミシンであれば工業ミシンの取り扱いがありました。
腕ミシンは取り扱ってないとのことでした。
中古で買うなら待つ覚悟を
新品ならすぐに買えますが、中古の場合はタイミングによっては何か月か待たないといけないことがあります。
現行型の腕ミシンはすぐに売れるようで、買うつもりならミシン屋さんで希望する機種を伝えて、中古が入ったら連絡をいただくようにしましょう!
中古といってもモーターやベルト等の消耗品を新品にしてくれる(幸田ミシンさんの場合)ので、問題なく使えます。
私は最初、名機と呼ばれているyakumo680(yakumoはJUKIに買収された)の中古を紹介されました。
価格も安く購入を検討していたところに、DSU-142に新古が入ってきて見比べたら、DSU-142は現行型だけあって新しさが際立っていたので迷わずDSU-142にしました。
現行型は白い機体で、昔のはグリーンの機体。
現行型は角ばったフォルムで、昔のは丸みを帯びたフォルム。
見た目の印象が大きく異なりました。
DSU-144NとDSU-142の違い
大きな違いとして 144Nが倍釜、142が標準釜(小釜)というのが違いがあります。
扱える糸の太さも144Nが上でよりパワーがあります。
タンニン鞣しの4mm以上の厚さを縫うなら144Nが適しています。
DSU-144Nを進めておいて、私はなぜDSU-142を買ったかというと、単に予算の問題とタイミングです。
たまたま新古でDSU-142がお手頃価格で入ってきたので即決しました!
新品ならDSU-144Nを選んでおいた方が間違いないです。
中古だと以下に書く内容を踏まえてDSU-142を選んでくださいませ。
スペック表
↓JUKIのサイトに載っている比較表です。
対応している糸の太さに注意
知っておきたいのは公式なスペックでは対応している糸の太さが違います。
・DSU-142は、20番~40番の糸に対応
※数字が小さいほうが糸が太くなります。
手縫いだと1番、または5番の太さ(数字が小さいほうが太い)を使っている方が多いと思います。
DSU-144Nの方がパワーがあり、手縫いで使っている糸も使えます。すごい・・・。
ただ、私はDSU-142で8番の糸を使っています。
ミシン屋さんで買う前に対応糸の太さが気になって確認したら、私が手縫いで使っていた5番の糸も極厚の革以外なら問題なく縫えるとのことを聞いて購入しました。
革用のミシンで使う糸は、手縫いよりも細い糸(上糸8番、下糸20番)を使うことが多いので、DSU-142で困ったことは今のところありません。
釜の大きさが違う
DSU-144Nは釜が倍釜で、DSU-142は標準釜です。
釜は、下の画像の赤枠の部分です。
ケースを開けると、釜が見え下糸を格納するボビンが見えます。
その釜の大きさがDSU144Nが倍釜で大きいです。
ボビンの大きさはかなり違いを感じますが、外観上の赤枠の針板の部分は5ミリ程度の大きさの違いがあります。
お財布などの小物を縫う場合は5mmの差とは言え、釜が小さいDSU-142の方が縫いやすいです。
東京で通っていたミシン教室はDSU-144Nでした。
バッグを作る上では釜の大きさによる違いは感じません。
財布の小銭入れで、マチが細くなっていく部分を縫う場合は、確かに釜の部分が邪魔で縫いにくいと感じることはあります。
DSU-142でそうなので、5mm大きいDSU-144Nだとさらに縫いにくいと思います。
あとはDSU-144Nの倍釜だと下糸を巻ける量が多いため、ボビンの交換が少なくなるメリットがあります。
カバンを作るなら倍釜がいいという方もいますが、標準釜でいっぱいに巻いていれば大き目のトートバッグを1つ作るぐらいでは途中で足りなくなることないです。
縫製工場など、ひたすら作り続ける場合は倍釜一択みたいです。
下糸のボビンの予備は、ミシンを縫うときに並行で巻いていけますし、標準釜で困ったことはありません。
ステッチはDSU-142の方が綺麗
ステッチ(縫い目)は、小釜の方が綺麗と言われています。
針のメーカー・種類、糸の太さ、ステッチの間隔によってもステッチの見え方変わりますし、ステッチのことはあまり気にしなくて良いと思います。
DSU-144Nでも十分綺麗です。
DSU-142で不便だったこと
「DSU-144N」にしておいた方が良かったかなと思ったことを書きます。
ミシンの外押さえ・中押さえは、釜による違いはないですが、よりマニアックな商品になると倍釜用の方が手に入りやすいです。
●下送りを標準→特細目のもに変えた時
・142用の標準釜用はミシン屋に在庫がなく取り寄せになりました。
在庫は倍窯用のものの取り置きが多いとのことでした。
●補助ベッドを買うときに、倍釜用のものしかなかった
JUKI純正のものより、幸田ミシンさんオリジナルの方が値段も安く、取り付けも簡単ということで幸田ミシンさんのものを買いました。
倍釜用に作られた補助ベッドしかなかったので、それを取り付けています。
設置した時に、釜の大きさの差分の5mm程度の隙間があります。
実用上問題ないので不満はないです
●ラッパー(バインダーともいう)を作るときに苦労した
革巻きやグログランテープを巻くために専用のラッパー(バインダー)を作ろうと幸田ミシンさんに相談に行きました。
釜の鉄板にはめるタイプのラッパーをおすすめされ、それを作っている業者は倍釜用のものしか作ってないとのことでした。
神戸の田中ミシンさんで作ってくれるかもと情報を頂き、田中ミシンさんでラッパーをお願いしました。
最後に
工業用ミシンは、カバン、靴用などそれぞれに特化したミシンがあり、種類も多くどれを選んでいいか迷います。
この記事では、万能に使える革用の工業用ミシンを紹介しました。
ミシン屋さんでミシンを買う場合でも、ここに書いてある情報を頭に入れておくと、話が入ってきやすいと思います。
「工業用ミシンは一生もの」です。
メンテナンスしながらずっと使えます。
今は作品を作るうえでなくてはならない存在になりました。
すごく高い買い物でしたが後悔はしていません。
ミシン購入後も、押さえを買い足したり何かとお金かかっていますが、その分愛着があります♪
一生大事に使っていきます。(^^♪
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