ハンドメイドフェスティバルin広島
2023年12月15日(金)~12月17日(日)に産業会館で開催された「ハンドメイドフェスティバルin広島2023」が終わりました。
備忘録をかねてマルシェの感想など♪

作家様向けの記事になっておりますが、作家活動の裏側に興味がある方などもお読み頂けると思います。

お越しいただいたお客様に感謝

最初にInstagramをみてお越しいただいたお客様、ご購入頂いたお客様、本当にありがとうございました!

多くの方にお越し頂き本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
1年前に手芸マキ廿日市店のマルシェに初めて出た際は、広島のマルシェのことまったく知らず、さらに来ていただけるお客様もおらずでした。
色々なお客様、作家様に支えれれて今があるのを実感した1年でした。

ハンドメイドフェスティバルin広島とは?

マルシェの概要

tokimekiが主催する広島で最大級の集客力を誇るマルシェです。
1日約300作家が参加する巨大なマルシェ。お客様は前回20,890名が来場。

tokimekiは作家活動をされていた方がマルシェを主催し、10年ぐらいかけてここまでの集客力・規模に成長させたと聞いております。

前回は、 2023年6月16日(金)~18日(日)に広島県福山市で「ハンドメイドフェスモノ」がありました。
来年1月にtokimeki主催の岡山でマルシェがあります。
1年で2、3回開催のようです。

tokimeki御殿が立つのではと噂されるほど、今では有名なマルシェに!
出店料は高いですが、十分元がとれるだけの集客力があります。

誰でも出店できる貴重なマルシェ

広島のマルシェは古参のメンバーで固定されていたり、主催者とのコネがないと出れなないものが多い中、これだけの規模で 誰でも出店できるtokimekiのマルシェは非常に貴重です。

tokimekiの産業会館のマルシェは選考でした。
落ちても2次募集で金曜日のみの出店、その後3次募集でキャンセル待ちの3日間出れる募集があったようで、誰でも出れるチャンスがありました。
※tokimeki主催の福山市、岡山のマルシェは早いもの順で申し込めば出れます。

広島のマルシェでは、一般募集していて実はメンバーがほぼ固定されていてほぼ受からないお寺のマルシェや、有名な観光地などのマルシェはメンバー固定で新参者の作家は出れなかったりです。

tokimekiマルシェの出店申し込み方法

tokimekiのInstagramのアカウントをフォローしましょう。

募集時期になったらその旨の投稿がされるので、tokimekiアカウントのプロフィールに記載のあるURLから申し込みます。

多くのマルシェがInstagramで募集開始の告知を行うので、 作家活動されている方はInstagramは必須です。

投稿を見逃さないために、tokimekiアカウントの画面上のベルマークをタップし、投稿・ストリーズ・リールのお知らせをONにするのがおすすめです。
※スマホでのみ設定が行えます。

通知をONに設定すると、投稿されるとスマホの通知画面に出るので見逃す確率がグッと減ります。
マルシェ主催者のアカウントは、同じように通知が来るようにするのがオススメ。

ハンドメイドフェスティバルin広島の感想

マルシェの感想は、作家様によって真逆の感想になることがあります
1作家のマルシェ歴1年目の作家の感想としてお読みくださいませ。

tokimeki主催のマルシェに出るのは今回が2回目です。

お客様と直に話せて交流を深められた

Instagramで交流があってもリアルで合うのは初めての方が何人かいらっしゃいました!

正直、私は口下手なのでがっかりされてないか心配ですが、リアルでお話すると親近感が高まります♪
お越しいただいた感謝の気持ち、応援してい頂いている感謝の気持ちがこみ上げてきました。
大切にしていきたいお客様です♪

土日の来場者が非常に多かった

土日は歩くのもやっとなぐらいの多さ。
来場者数は後日、公式発表があると思います。

金曜日は14時以降はぱたりと人が少なくなりました。
土日は終わりまでずっと人が多かったです。

平日の朝は渋滞に注意

金曜日の朝は通勤ラッシュで、予想よりも時間がかかり搬入時間に間に合うかドキドキでした。
車で30分ぐらいで着く予定が、通勤ラッシュで80分ぐらいかかりました・・・。

大規模なマルシェでは、前日搬入できることろがほとんどなので、時間に余裕があるなら前日搬入が安心です。

出店場所により人の流れが大きく違った

妻にお店を任せて、3日間の半分以上は動き回って色々なブースを観察したり、作家さんと話しをしていました。

観察しているとワークショップのある外周や入り口に近い列が人の流れが最も多く1番良い場所でした。
食品ゾーンを除いては、入り口に近い列ほど多くのお客様の流れがありました。

入り口に近い一等地のブースは、頭一つ抜けているハイレベルな作家様と、業者(無料ディッシュ配りで何かの営業の業者)でした。

そして今回私が出店した中央のブースが1番人の流れが少なかったです。
それでも今までで最高額の売り上げでした。
Instagramを見て来て頂いたお客様や、売れ筋商品の開拓をここ1年でやってきたのが成果に繋がっていると思います。

出店場所は、運の要素が大きいですし、どのマルシェでも当りとハズレの場所があるので仕方がないことです。
場所によって売り上げが2~3割は変わるのではと感じました。

ミニブースは狭すぎた

今回出店したのミニブースは2メートルx1メートルの大きさ。
申し込み時はノーマルのコーナーブースを希望し、ミニブースになりました。
全体の1/3ぐらいがミニブースでした。

在庫の箱なども置くと、座るスペースがなくずっと立ちっぱなしでした。

可能であればノーマルブースをなくしミニブースを広くして頂けると嬉しいなぁと。
ノーマルとミニを無くし、2メートルx1.5メートルにすればブースの全体数は変えずに済むのかなと。

お客様から後ろの作家様と近いので、狭さを心配されたりでした。

什器やディスプレイは目立つぐらいが良い

300近いブースがあるので、目にとめて頂くことが必要になります。
高さのある什器や遠くから商品が見えたり、客寄せパンダ的な商品がある方が良いです。
什器やディスプレイは、ベテランや人気の作家様を参考にするのが良さそうです。

色々みて周って閑古鳥が鳴いていたブースは、平置きで作品が少ないブースでした。
寂れた印象を強く感じ、近寄り難いのかなと。

大規模なマルシェでは目立ちにくい

30作家ぐらいの規模のマルシェで一緒になったことのある作家様で、そこでは良く目立っていたのに、今回は什器の関係であまり目立ってなかった作家様がいました。
考えてみると、大規模マルシェは高さのある大型の什器を設置される方もいて、そのような作家様が隣だと存在感が薄れると思いました。

什器への投資は惜しまない方が良さそうです。

本気で取り組んでいる作家様と交流できる

小規模なマルシェでは交流出来ないベテランやハイレベルな作家様と交流出来ます。
ちなみに1人で出店しているとお店を離れるわけにはいかないので、 作家の方は2人以上で参加されるのがおすすめです。

他の作家様から学ぶことが多い貴重な機会を逃すのは非常にもったいないです。

なお全国各地から作家様が参加されていました。
パンフレットや出展者資料には、何県の方かは書かれていないので正確な数値は不明ですが(食品ブースは何県か記載があり半分以上は県外でした)、お話した作家様や体感値では1/3は県外の作家様に感じました。

他県のマルシェ事情が聞けるチャンスでもあるので、県外遠征考えている方は非常に参考になると思います。

また県外から交通費や宿代を払ってでも来るということは、最低限の売り上げノルマが高くそれだけ本気で試行錯誤されて活動されているということ。
話していて楽しいですし、とっても刺激を受けます。

お客様の声掛けや営業の仕方も作家様によって違いますし、営業がヘタな私は他の作家様の声掛けや営業などを見ていて勉強になりまくりでした。

日頃からいかに濃いファンを増やすか

濃いファンは売り上げに直結します!
会いに来て頂けれるだけでも、とっても嬉しく作家活動の原動力になります。

今回、Instagramを見て多くの方にお越し頂けました。
他のマルシェでご購入頂いたお客様やInstagramで交流して頂いていたお客様、交流のある作家様、ミシン教室の生徒様などお越しいただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

大きなマルシェで広島市内、お越し頂きやすいのはあったと思います。

濃いファンを増やすのはどの作家も永遠の課題と思います。
日ごろの地道な活動が必要と感じます。
ここ1年で色々なマルシェに出て良かったと実感した瞬間でもありました。

ネット通販のリピートのお客様は広島よりも関東や大都市圏のお客様が多く、広島には気軽にお越しいただけないので、ネット通販だけ頑張っていても地元のファンは増えににくいのが難しいところです。

地元のファンの方を作るのは地道にマルシェに出たり、Instagram活動を続けていくしかないのではと思います。

ネット通販とは別の商品開発が必要

私は、 ネット通販とマルシェは分けて商品開発をしています。

マルシェでは、品質よりも価格を先にみられるように感じます。
また 可愛いもの・インパクトが強いもの・個性的なものが売れやすいです。

価格を抑えるために仕立てを簡略化したり、革を最高級のものから少しランクを落としたり工夫をしています。
ランクを落とすといっても、適当なものを使っている訳ではなく、色々なものを実際に見て触って、問題ないと思うブランド名のあるものを仕入れています。

ネット通販は、高くてもご購入いただける代わりにライバルと比べられるので最高級の革で、より丁寧な仕立て 、こだわりの商品を作っています。

何が言いたいかというと マルシェとネット通販、どちらも上手くやろうとすると2倍の労力がかかるということです。

マルシェに特化するスタイルなら高い技術力は必要ではなく、マーケティング力が高い作家の方が成功すると思います。

私はネット通販の方が魅力を感じます。
ネット通販でコンスタントにオーダーいただいておりますし、1万円売り上げるための労力がネット通販の方が少なく済みます。

ただしマルシェは、応援していたただける方とリアルに話せる貴重な場でもあり、今後も続けていきます!

広島で名実共にNo1の革作家になるには、地元でも作家名を認知していただくための活動は必要ですし、作家の人間性を知って頂くのもとっても大切と思っています。

マルシェ主催者に改善して欲しい内容

こういうの書くと嫌がられて、今後選考の場合に落ちるかもしれませんが、今後の発展のために素直に作家として感じた点を記載します。
(そもそもマルシェ主催者がこのブログをみることはないかもですが・・・(><))

ブースの割り当てを改善して欲しい

金曜日、出店していたブロックの両サイドのコーナー4つは出店者がいませんでした。

コーナーはL字に多くの商品を並べることが出来る一等地です。

私も最初はコーナー希望で申し込み、コーナーは空いていないのでコーナーではないミニブースならOKとの連絡が来て、今回の形になりました。

金曜日空いているなら、せめて金曜日だけでもコーナーブースを割り当てて欲しかったです。
また3日間出る方を優先してコーナーにして欲しいのが本音です。

おそらく土曜日、日曜日だけのコーナー希望者を優先するためと思いますが、空いているいい場所を見てモヤモヤしました。

また、県外からの作家様で土日のみの出店で、入り口に割と近い良い場所で2mx2mの大き目のブースを横並びで2つ確保されている作家様がいました。
主催者の忖度やコネと思いますが、ノーマルブース空いてないと言われた身としては、特定の方が優先されているのを感じました。

ピックアップ作品を見直して欲しい

パンフレットやホームページにピックアップされて掲載された作品は、前回の福山マルシェと同じものが多く見受けられました。
ホームページやパンフレットに載るので、宣伝にもなり集客効果も期待できると思います。

明らかに前回と同じものが多いのは、手抜きかコネなのか・・・!?
頭一つ抜けている作家様がいてそれが毎回乗るのは理解できますが、それはほんのごく一部です。
ピックアップされていない他の作家様も素晴らしい作品多数です。

2次募集の方に不満の声が

選考に落ちて、2次募集で金曜日のみの募集があり、その後キャンセルが出たのか3日間出れる3次募集があったようです。

2次募集の金曜日のみに申し込み・確定した方は、3次募集の3日間に変更が不可だったみたいで不満の声を何名かの作家様から聞きました。
1日だけの出店料は割高なんです(>_<) 積極的な方ほど損するのは悲しいです。

総括

広島で集客力がありどの作家でも出店できる巨大マルシェは貴重です。
tokimekiの産業会館のマルシェは初めての出店でしたが、凄い人でした!
今後も出れる限り出ていこうと思います。

最後に、主催頂いているtokimeki様に感謝です。
ラジオやチラシ、幼稚園のチラシ配布など集客のための努力をされているのも耳に入ってきます。

広島でもっと自由に誰でも出店できるマルシェが増えていけばいいなと思います。

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