革ベルトや革ひもを作るときに便利なアイテムを紹介します。
1メートル以上の長さのものを均等な幅で切り出すのは、難しかったりしますよね。
綺麗な切り口にするためには、一筆書きにように革に刃物を入れたら抜かずに1度で切るのが望ましいです。
でも、大きな机とカッティングマットがないと、1メートル以上を1度に切るの物理的に難しいです。
また長い距離だとズレやすいのですし、良い部分の革を使って失敗した時はダメージが大きいです。
そこでストラップカッターを使えば、好きな幅で均等に簡単に切り出せます。
価格は約4千円。
聞いたことないメーカーで千円代でも売っていますが、ずっと長く使える道具なのでクラフト社などのちゃんとしたメーカーのものを購入するのが失敗がなくおすすめです。
目次
向ている革、向いていない革
袋ものやバッグで使うような柔らかい革は向いていないです。
タンニン鞣しは硬い革が多いので向いています。
ベルトに使うような革は、どれもすごく硬いので、ストラップカッターに向いています。
クロム鞣しは柔らかめの革が多いですが、硬めの革を選べばストラップカッターで使用できます♪
使い方、コツ
切り出したい幅に合わせる
ストラップカッターに目盛りがついているので、切り出したい幅に合わせます。
手で回せるネジで、固定・固定解除できるので特に難しいところはないと思います。
失敗しないコツ
分かりやすいよう図で書きました。
一番大事なポイントが、革をストラップカッターの木に押し当てるようにすること。
隙間ができないように常に押し当てながらカットすると均等な幅で切り出すことが可能です。
1番最初だけカッターや革包丁で、まっすぐカットする
ストラップカッターを使うには、直線にカットした革を用意する必要があります。
長めの定規を用意しカッターを使うのがおすすめです。
ん!?最初にまっすぐカットするならストラップカッター使う意味ないじゃん?と思った方
最後まで読んだくさいませm(_ _)m
切り口の綺麗は問わないので、出来る限り直線を出すようにしてカットしてください。
カッターで何度もカットすると切り口が微妙に綺麗ではありませんが、直線をだすのが大事です。
定規で直線が出ているか何度も確認しましょう。
直線を出した後 5mmとかの小さい幅でストラップカッターを使用してカットしてください。
すると 綺麗な直線でカットできます。
これで前準備が完了です。
以後、カットはこの面を基準に好きな幅で切り出していきます。
ストラップカッターを使って切り出した例
リュックの袋口を閉じるための革ひも。
7mmで切り出しました。
切り出した後、捻を入れています。
ベルト。35mm幅で切り出しました。
断面も綺麗なのでコバも磨きやすいです。
ベルトは幅が不ぞろいだったり、切り口がきたないとカッコ悪いですよね。
ストラップカッターがあると、手軽に均等に切り出すことができます。
職人さんの中には、ベルトを作る際もストラップカッターを使わず革包丁でまっすぐ切り出す方もいらっしゃいます。
そういう方はただたた尊敬です。
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