「浅草」といえば観光のイメージありますが、 レザークラフトのお店が日本一多い場所です。
浅草のお店に毎週のようにいっている時期がありました。
多いときは週に3回通ったりで、有名店はほぼ周りました。
数あるレザークラフトのお店の中で、私がよくお店はいくつかに絞られてきました。
定番で通っているお店を紹介します。
初心者向けではないかもですが 職人さんが通う定番のお店です。
大きく分けて、「浅草橋エリア」と「浅草エリア」に分かれます。
量が多いので、2回に分けて紹介します!
今回は 「浅草橋エリア」のお店を紹介します。
お店に行くメリット
知識が深まる
今はネット通販でなんでも購入できる時代です。
紹介しているお店もネットで購入できます。
(Kファスナーはメールでの注文、三洋商会は購入金額の最低条件があります)
店舗に行く一番のメリットは、 専門店の店員さんに質問でき、より知識を深めることができる点です。
例えば糸、ゴムのリ、ファスナーそれぞれに複数の種類があります。
その違いをすべて把握して、使う場面で適切なものがどれか把握している人は職人さんでも稀と思います。
専門店の店員さんであれば、相談すれば最適なものを提案していただけます。
なお、適切なアドバイスいただくためには漠然と聞くよりも、具体的にどんなものを探しているのか、何を作りたいか、今困っていること等を整理して聞くこのがおすすめです。
実物を見て買えるので失敗が少ない
特に金具類は、色の違いや厚さ・大きさなど実物を見て買えるメリットは大きいです。
最初は金具の名前も分からずネットで探すのも苦労しますが、店舗であれば店員さんに聞いたりできますし、いろいろな種類を見て決めることが出来ます。
逆に買うものが決まっており、同じ型番の追加購入や色違いなどが欲しい場合はネット通販で十分と思います。
特価品に出会える
紹介しているK-ファスナーさんは、生地が1メートル100円~などの特価品があります。
ネット通販では買えないの掘り出し物があります。
三洋商会さんも1袋100円の金具類の特価品などがあります。
足を運んだ方ならではのお得なセール品に出会うことも。
交通の便
お店は駅から徒歩10分以上離れており、さらに「浅草橋エリア」と「浅草エリア」のエリアのお店は2キロ~3キロ離れています・・・。
全て徒歩で回ろうとすると半日かかりなかなか大変です。
車は一方通行や細い道が多く不便です。何より駐車場が高いです。
自転車で周るのが一番おすすめです。
遠方の方は、浅草橋駅または浅草駅の周辺でレンタルサイクル・シェアサイクルで自転車を借りるのがおすすめです。
土日は休みのお店が多い
専門店の多くは平日営業のみです。
まれに土曜日にやっている専門店もありますがレアです。
複数のお店を周ろうと思ったら平日に行きましょう。
営業時間は17時までのお店が多いので、お店で滞在する時間も考えて予定を立てましょう!
浅草橋エリアのお店
よくいくお店4つを紹介します。
浅草橋エリアはレザークラフトのお店がひしめき合っているので散策するのも楽しいです。
1.大戸糸店
糸の「ビニモ」や、顔料の「バスコ」の製造元です。
職人さんの御用達の定番の糸です。
いろいろな糸を試された方、強度や扱いやすさなど最終的にたどりつくのがビニモの糸と言われているぐらい定番の糸です。
初心者からプロの方までビニモの糸を買えば間違いないです。
なお以下のようなサイズです。糸の太さにより見た目は少し異なります。
値段も糸の太さにより異なりますがだいたい千円前後です。
なおミシン用の糸ではありますが、 手縫いでも問題なく使え、手縫いの職人さんも定番はビニモです。
注文の仕方
「●番手(糸の太さ)の●番(カラー番号)ください」というふうに店員に言うと、糸を持ってきてくれます。
複数ある場合は「複数あります」と事前にいえば、店員さんがメモしてるのでスムーズに注文できます。
PayPay払いできます♪
色番号は「ビニモ見本帳」に書いてあります。
見本帳を持ってない方は買うのをおすすめします。
私は、見本帳で実際の革と重ね合わせて確認して買う色を決めて、番号をメモしてからお店に行っています。
見本帳を持っていない方&色が決まっていない方は、革のハギレを持参してお店で見本帳を見せてもらい革と糸を合わせながらどれにするか決めるのが良いです。
糸の 太さの番手は、数字が大きいほど糸が細いです。
私は手縫いの場合は5番手、ミシンの場合は8番手、20番手を主に使っています。
糸以外も豊富
ビニモやバスコ以外にも、ゴムノリやハトメ抜き、工具、ミシンの消耗品部品などが置いてあります。
時間があるときは、道具等も見ています。
私はグログランテープ(取り寄せ品。3日ぐらいでお店に届く)や、ストロング50うすくちのゴムのリを大戸糸さんで買ってます♪
三洋商会
金具の定番のお店。種類が多く、 安さNo1。
金具といえば三洋商会さんです。
1個単位で購入でき、周辺の複数ある金具店の中でも一番安いです。
カシメやホックはもちろん、レザークラフトで使う金具の多くが揃っています。
特にゴールドの金具を使っている方は他店より安いのが実感できると思います。
ゴールドの金具や、アンティークや真鍮、ニッケルと比べて高いのです。
私は金具が必要なったときは、三洋商会で探してなかったら他の店舗で探すようにしています。
注文の仕方
金具が長細い箱に入っており、 箱ごと店員さんに持っていき色と個数を伝えます。
値段は、箱を開けた時のフタの裏に書いてあります。
ゴールド金具は値段がピンキリ
ゴールド金具を買う際は注意です。
めちゃくちゃ高いもの(製造メーカーによる違いや本金製)があります。
例えば2重リング、同じサイズでも高いものだと1つ200円オーバー、安いものだと20円だったり・・・。
箱のフタを開けて値段を見てから買うか決めるようにしています。
PayPay払いは対応していません。現金で支払っています。
角田商店(つのだしょうてん)
がま口金具の種類No1。がま口作品のサンプルがあり見ていて楽しい。
がま口の金具を買うなら角田商店です。
色々な形のがま金具があり、サンプル品が展示してあるので見ていて楽しいです。
また金具以外に展示作品の 型紙を買うことができます。
金具事に型紙変わるので、型紙を買えるのはありがたいです。
がま口以外の金具や、芯材、シャンタンなどの生地もあります。
10%オフになるサービスデーの日がねらい目
月に1~2回、現金払い限定で10%オフになるサービスデーが設定されています。
開催日はバラバラなので、角田商店のサイトで確認してくださいませ。
営業日のカレンダーにサービスデーが記載されています。
時間が余った時は角田商店
次の予定まで時間があるときは角田商店で時間をつぶすことが多いです。
がま口を使った財布やバッグなど、こんなのもがま口で作れるんだと見ていて飽きないです。
K-ファスナー
YKKファスナー専門店。ファスナーなら何でも揃う職人御用達のお店。
小物からバッグまでファスナーを使うこと多いですよね。
革とファスナーテープの色を合わせると高級感が増します。
手芸店でもファスナーは売られていますが、テープの長さや、色、スライダーなど何かと不満が出てきたときは、ファスナー専門店の出番です。
ファスナーの種類や色、スライダーなどを指定して メートル単位で買います。
15cmなどのスライダー付きのファスナーも売っていますが、メインは個別にいろいろ指定してメートル単位で買うやり方です。
ファスナーを自分好みの長さに切って使うので、無駄なく使えますが、その反面、ファスナーの金属部分をとったり最初はハードルが高く感じるかもしれません。
ファスナーを好きな長さに調整できるようになると作れる作品の幅が広がるので、初心者を脱したい時にぜひトライして頂きたいです♪
ムシの取り方のコツを教えてもらえる
初心者の方でも安心です。店員さん親切です。
ムシ(金属部分)の取り方のコツなど、店員さんに聞けば実践して教えてくれます。
Youtubeでもムシの取り方の動画等ありますが、実際に目の前でコツを教えて頂けるのでより早く理解できます。
色見本帳を買おう
ファスナーテープの色は600色近くあります。
革との色合わせに色見本長は欠かせません。
お店にいって相談しながら決めるでも良いのですが、手元に色見本帳があればじっくり選べますしお店に行かなくても色を決められます。
カタログをダウンロードしよう
K-ファスナーのサイトからカタログをダウンロードできます。
こちらにカタログページのリンクを張っておきます。
※トップページの下に「カタログページ」のリンクがあります。
ファスナーやスライダーの種類、型番が乗っているので、注文するときの参考になります。
一度は目を通しておくことをおすすめします。
オーダーについて
定番のファスナーテープ・色はお店に在庫があるので、すぐに購入できます。
しかし、600色の中からピンポイントで色を指定すると在庫がないことが多くYKKの工場発注になります。
工場発注はだいたい2週間前後です。
レアな種類のファスナーは1カ月近くかかることもあります。
オーダーする場合の最低ロットは3メートル以上です。
ファスナー沼に注意
私は革の色に合わせてファスナーを揃えております。
革の色毎にファスナーを用意すると膨大なコストがかかります。
また、段ボール2箱分ぐらい場所をとっています。
しかも革小物用に3号サイズ、バッグ用に5号サイズ、金属の部分をシルバーとゴールドでそれぞれそろえると、1色揃えるだけで4種類のファスナーを頼むことになり5千円を超えることも・・・。
最近は、小物用の革、バッグ用の革で分けているので、いっきに4種類頼むことはなくなりましたが、それでも金属をシルバーとゴールドで用意する場合も多く、コストがかかるのには変わりありません。
1つ1つは千円ぐらいでも、色毎に用意すると膨大なコストと保管場所がかかります。
糸は白系のみ、ファスナーも特定の色のみを使っている作家さんもいらっしゃいます。
カジュアル寄りな作品には良いと思います。
コスト削減が一番しやすい部分で、それらの作家さんを見ると安価に作品を提供されている方が多いように感じます。
高級路線で勝負しようと思うと、糸やファスナーは革と同色系を使う場合が多いので、どこを目指すかで変わりそうです。
何が言いたいかというと、趣味でレザークラフトをやるなら無理に糸やファスナーを揃えなくても数種類で良いと思います。
高級路線を目指そうとすると、糸やファスナーを揃えるだけでなく、仕立てに要求される技術も高くなります。
その他のお店
浅草橋エリアは紹介したお店以外にも多数の専門店があります。
いくつか名前と特徴を一言記載します!
興味のある方は個別に調べていってみてください♪
アンドレザー
初心者の方におすすめ。土曜日も開いている店舗も。
カットした革、金具類など種類が豊富。
浅草橋エリアでだけで5店舗もあります・・・。
タカラ産業
半裁が手ごろな値段であり定番のお店としてあげられる方もいます。
ただしめちゃくちゃ安い革はクロム鞣しの革でタンニン試しとコバ処理が違うので注意。
貴和製作所 浅草橋本店
アクセサリ、革ピアスの材料・金具を買うならここ。
チェーンの種類は、レザクラの金具専門店よりも多い。
ウインズファクトリー
ベルト用の革を買うならここ。イタリア革が豊富。
バックルも種類が多い。
レザーメイトさとう
現金払いなら割引がありお得。(購入アイテムによる)
革から道具までそこそこ揃っています。
横谷
三洋商会のすぐ近く。
金具類豊富です。
柳葉美錠
真鍮の金具が豊富。
MKプラス
バッグ用・ゴールドの金具が豊富。価格は高め。
コメント一覧
コメントする